手書きで伝わる 和紙の便箋・封筒の選び方【肌吉紙】
離れて暮らすご家族や、ご友人、お世話になった方へ。お店の経営やビジネスの方なら、お客さまへ。
心を込めて丁寧に伝えたいお手紙なら、あたたかみのある和紙がおすすめです。
手書き文字の風合い、和紙ならではの手触り、四季折々の草木花や風物を描いた封筒・便箋で、ゆったりとした時間を楽しみましょう。
風合いのある和紙、【肌吉紙】の便箋・封筒の選び方をご紹介します。
「肌吉紙」ってどんな紙?
書く文量や使い方で選ぶ
歴史を伝える和紙
「肌吉紙」は山梨・市川大門に伝わる「肌吉奉書」 に由来しています。
肌吉の語源は「美人の肌のごとき美しい紙」。肌吉奉書はその品質を認められ、甲斐の武田氏、徳川幕府への御用紙に指定されていました。
この歴史を踏まえて生まれたのが、「肌吉」シリーズです。
キメの細かい肌触りで、ペン・毛筆に適し、インクや墨のにじみが趣き豊か。独特の優しい風合いの紙を、日頃お使いいただきやすいよう封筒や便箋などに仕立てています。
「肌吉巻紙」は、長さを自由にカットしてお使いいただける巻紙タイプです。巻物のように使えば個性的なお手紙になりますよ。
日本の、そして地元山梨・市川の文化を伝える「肌吉紙」は、日本の方にはもちろん、海外の方へお送りするお手紙にもおすすめです。
紙色は2色 クリームと白
「肌吉紙」には「クリーム」と「白」の2色があります。色味の違いはほんのわずかですが、どちらを選ぶかで意外と印象が変わってきます。
ほんのりと黄色みがかった「クリーム色」は、柔らかく優しい印象を出すのにぴったりです。ご両親やご友人など親しい方へお送りするのもおすすめです。
ぱっと明るい「白色」は、ビジネスや少しかしこまった場面でのお手紙にも使いやすい色味です。
肌吉紙 白は「おたより箋セット」と、淡いグラデーションの「ぼかし」のシリーズに使用しています。
どのくらい透ける? 紙の透け感
罫線のない便箋や、レターセットには、罫線入りの下敷きがついています。片面は縦書き用、裏面は横書き用です。
「肌吉紙」は透け感のある和紙ですので、この下敷きを敷けば、罫線がかなりくっきりと見えるので、まっすぐに書きやすく便利です。
封筒に入れた時、中の文字が透けて見えてしまう場合は、書いた便箋に、未記入の紙を一枚足すと透けにくくなります。
「中紙」がセットになっているものは中紙を、含まれていないものは便箋を足してお使いください。
細いボールペンなどで筆記すると、かなり透けにくくなりますので、透けの気になる方は細いペンでの筆記をおすすめします。
どのペンで書く? 3種書き比べ
「肌吉紙」の便箋・封筒は、ペンや毛筆での筆記に適しています。
3種類のペンで書き比べをしました。細い油性ボールペン、やや太い水性ペン、筆ペンを使用しています。
やや太い水性ペンは若干のにじみがでましたが、にじみも含めて風合いをお楽しみください。
はがきサイズの便箋で手軽に
お手紙を書きたいけど、あまりたくさん書けないかも・・・
そう思った方には、手軽に書き始められる「季節箋セット」 がおすすめです。
はがきサイズの便箋に、水彩で描いた季節ごとの風物を印刷しています。短めのメッセージでも、旬のものを取り入れた風情のあるお手紙になりますよ。
季節ごとの風物4柄+無地の便箋、封筒と、下敷きがついています。下敷きは、片面は縦書き用に、裏面は横書き用に罫線が入っているので、お好きな方をお選びいただけます。
短文のお手紙なら、一筆箋と、和長封筒の組み合わせもおすすめです。
少し長めのお便りに
もう少しじっくりと書くなら、A5サイズよりやや小さめの便箋が入った「おたより箋セット」がおすすめです。
季節ごとの風物をあしらった便箋と、淡いグラデーションのかかった封筒、紙の透けをやわらげる中紙、罫線入りの下敷きのセットです。
紙は明るめの白色ですので、かしこまった場面でもお使いいただきやすいレターセットです。
こちらの便箋は、同柄8枚入りです。お気に入りの柄をお選びください。
3種類の便箋のサイズを比べてみました。
お手紙や添え文 たくさん送る方に
長文のお手紙から、贈り物に添えるお礼のメッセージなど、さまざまな場面に備えて、便箋・封筒を準備したい方には「肌吉紙 レターセット」がおすすめです。
B5便箋、A5便箋、一筆箋、洋角封筒、和長封筒の5種類を詰め合わせたボリュームのあるレターセットです。
手書きで伝わる
一文字ずつ手書きでしたためる、手紙。送る相手を想って書けば、どんな些細なことでも特別なものになります。
あなたにぴったりな便箋と封筒を選んで、お手紙を書いてみませんか。